「ナチュラル新陰流」とは──


長年、剣豪小説を書きながら、武術を修行し、掘り下げてきた多田容子が、柳生新陰流から創案した現代の兵法。それが「ナチュラル新陰流」です。

今の世に生きる私たちは、何のために武術の稽古をするのでしょうか。昔の武士の身体の使い方を知り、力仕事やスポーツに役立てることは可能です。しっかりと稽古すれば、万一の場合の護身術になるかもしれません。
しかし、兵法の役割はそれだけではないと思います。
現代人の多くは心の問題で悩んでいます。ストレスを抱え、対人関係に苦しみ、生きる道を探しているのです。
そこで本講座では、誰でも日常的に使える兵法「ナチュラル新陰流」を提唱します。万一のときに備える「戦いの術」ではなく、日々、人生を支える心のよりどころとして柳生新陰流を活用していただきたいと思います。

柳生新陰流は、徳川将軍家の御家流。江戸という長い時代を平和に治めた将軍、大名などが習った兵法です。そこには、単なる「斬り合い」を超えた崇高な理想と信念がありました。同時に、兵法は深遠な謀であり、綺麗事ではないシビアな面も含んでいます。
私たちは武士でも将軍でもありませんが、偉大な武人たちに思いを馳せながら、自分の内面を見詰め、真に心穏やかな生き方をしようと志す方に、新陰流の兵法をお伝えしたいと思います。

ナチュラル新陰流講座

開催日
: 毎月第2日曜 次回は2019210

時間 :  午後430分~630

場所: 深川おどり劇場  http://fukagawaodori.com/

東京都江東区富岡1-6-5大崎ビル2
東京メトロ
門前仲町駅2番出口からすぐ 

内容: 柳生新陰流の実技稽古と講話

参加費: 7000
受講料は一律とします。希望者は剣術の体験や稽古ができます。
見学だけがよい方は、実技をご覧になり、講話をお聴きください。
事前のお申込みは必要ありません。当日、自由にお越しください。
稽古をされる方は、動きやすい服装で来られることをお勧めします。

 

講師 多田容子の武術歴

京都大学在学中、時代小説を書き始め、これを読んだ友人の勧めで居合道部に入部。
卒業後は、剣道連盟の大阪居合道部に属し、3段を取得。

武術家、甲野善紀氏と出会い、関西稽古会に参加する中で、古武術と手裏剣術に目覚める。
同じ頃、奈良を本拠とする「柳生新陰流 二階蓋会(にがいがさかい)」に入会、剣術を学ぶ。
柳生新陰流・小転中伝(こまろばしちゅうでん)
体術家、辻本光男氏のもとで手裏剣術を修行、体さばきや運足について多くの気づきを得る。

柳生新陰流の兵法を大まかに理解した後、「剣禅一如」の境地をめざして心法の工夫に重点をおく。
甲賀流忍術の継承者、川上仁一氏と接し、「武術は忍術の中のごく一部である」と知る。武術に対する見方が変わり、以降、より自由に、総合的に、「生き方」としての武の道を探究。日常の中に兵法修行の場を見出す。

剣術の型と理論をベースに、心と身体を自由にするための「ナチュラル新陰流」を発案。

2018年、母方の系図から、徳川家康の女系の子孫であることが判明。
先祖の一人で家康の曾孫にあたる小笠原長俊は、徳川三代将軍家光の小姓。柳生十兵衛と同世代の同役であった。
これらの事実を知り、徳川将軍家御家流、柳生新陰流の兵法を本格的に世に伝えようと決意。

 

武術関連の著書

『自分を生かす古武術の心得』(集英社新書)
『新陰流 サムライ仕事術』(マガジンハウス)
『一発逆転の武術に学ぶ会話術』(BABジャパン)
『武術の創造力』(甲野善紀共著)など